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コンテンツマーケティングとは何か?概念から実践方法を解説!

コンテンツマーケティングとは、簡単にいうとブログや動画などの「コンテンツ」で見込み顧客を獲得し、最終的に購買活動やファン化につなげるマーケティング手法です。

自社でコンテンツマーケティングを導入することになったものの、「何から始めればいいかわからない」「どんな種類がある?自社に合ったコンテンツは?」「社内だけで作成・発信できるのか?」といった疑問や不安をお持ちの方も多いと思います。

実は近年、中堅・中小企業でも「コンテンツマーケティング」を導入する企業が増えており、BtoB企業はもちろんのこと、BtoC企業にとってもコンテンツマーケティングの必要性は増しています。なぜなら、コンテンツマーケティングは顧客・企業の双方がメリットを享受できるマーケティング手法だからです。

ここでは、コンテンツマーケティング初心者の方に向けて、基礎知識や目的、種類、実践方法などを幅広く紹介していきます。読み終えていただければ、何から着手すれば良いのかが明確になり、自社にあったコンテンツを選び、スタートすることができます。

では、さっそく解説していきます!

1. コンテンツマーケティングとは何か

コンテンツマーケティングとは 

コンテンツマーケティングとは、見込み客の疑問に対して適切な情報(コンテンツ)を共有することで関心を集め、見込み顧客のニーズを育成し、最終的にファンとして定着させることを目指すマーケティングの方法を指します。 

コンテンツマーケティングとコンテンツSEOの違い

「コンテンツマーケティング」とよく混同されるのが「コンテンツSEO」です。大まかに言うと、「コンテンツSEO」は「コンテンツマーケティング」の一部分で、「コンテンツマーケティング」という概念の中に「コンテンツSEO」という概念が存在します。

「コンテンツSEO」とは、コンテンツにより検索エンジン最適化(SEO)に取り組むことです。別の言い方をすれば、「ユーザーに良質なコンテンツを提供し、検索エンジンで上位表示されることを目指す取り組み」と言い換えることもできます。

オンラインとオフラインを含む「コンテンツマーケティング」という幅広いマーケティング手法の中に、「コンテンツSEO」というオンライン上の手法がある、と覚えておきましょう。

2. コンテンツマーケティングが必要とされる背景

コンテンツマーケティングが普及した背景には、一方的な売り込み型の広告への違和感や不満が挙げられます。テレビや新聞などの媒体を通してしか情報を得られなかった時代には、こういった売り込み型(プッシュ型)の広告はとても有効な方法でした。 

しかし、わたしたちは今、自らのパソコンやスマートフォンなどの情報端末で、必要な情報を必要な時にダイレクトに検索することができます。そして、自分の意思で情報を見つけて、自らの意思でサービスや商品を比較し、決定したいという欲求があります。 

このように自ら情報収集をする時代では、一方向のコミュニケーションである従来型のプッシュ型広告で集客するよりも、「コンテンツマーケティング」のような、プル型の顧客を引き寄せるマーケティング手法のほうがマッチしており、集客に効果を発揮します。

3. コンテンツマーケティングの目的は?

マス広告や、Web広告の目的は、「認知(情報認識)」や「課題喚起(必要性の認識)」です。

対して、コンテンツマーケティングの目的は、「課題喚起」や「解決策の提示」といった価値ある情報の提供を通し、「顧客のニーズを育てていくこと」です。

ニーズを育てるというのは、ユーザーの気持ちを盛り上げ、高めていく行為のことで、結果として、ファンとなり定着することで、顧客を獲得していくことになります。ニーズ育成以外では、「ブランド認知」を目的として、コンテンツマーケティングを行う例もあります。

4. コンテンツマーケティングのメリット・デメリット

ここでは、コンテンツマーケティングのメリットとデメリットをそれぞれ解説していきます。

【コンテンツマーケティングのメリット】

① 広告費を軽減できる
② 専門家として認識され信用される
③ 顧客のロイヤリティを高めることができる
④ 幅広い地域をターゲットにできる
⑤ 資産として蓄積できる

① 広告費を軽減できる
「リスティング広告を打ってもコンバージョンしない……」「月々の広告コストの負担が大きい……」といった悩みをお持ちの企業は多いです。広告は、たとえばリスティングだと即効性が見込める集客方法ですが、広告費をずっと消費し続けるため、ある程度資本や予算が確保されていないと、継続するのは難しいケースがあります。

対して、ブログなどのコンテンツは、コンテンツ作成時に料金は発生するものの、1度公開してしまえば継続的に集客を見込めるため、長い目で見るとコストパフォーマンスの良い手法といえます。

広告費の高騰などにより、将来的に出稿を継続できなくなることがあるかもしれません。そういった側面から見ても、集客は広告だけに頼るのではなく、コンテンツでの集客を並行することが望ましいでしょう。

② 専門家として認識され信用される 
顧客が抱えているお悩みに応えたり、興味・関心を持つ情報を発信したり、課題と解決策を提示したりすることで、「その分野のプロフェッショナル」「誠意がある会社」という認識をユーザーに与えることができます。つまり、信頼感の獲得を達成できるのです。

③ 顧客のロイヤルティを高めることができる
コンテンツは継続的に発信するものなので、顧客との接点を継続できることができ、結果的に顧客ロイヤリティを高めることができます。(顧客ロイヤリティとは、企業への忠誠心や愛着を指します。)

ユーザーの役に立つ、価値のあるコンテンツは、顧客に「こんなに有益な情報を提供してくれるのか」「この会社なら信用できそうだ」といった気持ちを高めることにつながり、顧客ロイヤリティの向上を促します。

④ 幅広い地域をターゲットにできる
コンテンツマーケティングを効果的に実践することで、特定の地域だけでなく全国の企業を対象としてビジネスを展開できます。

また、ブログ記事や動画といったコンテンツを、他言語対応にすることで世界をターゲットとすることも可能です。海外への展開のハードルを下げてくれるのはコンテンツマーケティングの強みでもあります。

⑤ 資産として蓄積できる
最初に述べた広告費の削減でも触れましたが、広告は消費しつづけるもので、出稿している間は集客ができますが資産にはなりません。対してコンテンツは1度作成したら、継続的に公開・集客ができるので、たとえば企業ブログが100記事あれば、100記事すべてが資産になります。

【コンテンツマーケティングのデメリット】

① 効果を得られるまでに時間がかかる
② 定期的に一定量のコンテンツを作成する必要がある
③ 制作に時間を要する

① 効果を得られるまでに時間がかかる
リスティングなどのような広告と異なり、コンテンツマーケティングは効果を得られるまで一定のコンテンツ量と時間が必要です。すぐに効果を得ることはできないため、最低でも6カ月〜1年は腰を据えて長期的に取り組んでいかなければなりません。

② 定期的に一定量のコンテンツを作成する必要がある 
コンテンツは、1つ作成・公開したら終わりではなく、毎月定期的に発信・配信する必要があります。たとえば、企業ブログであれば、月に最低4〜5本は記事を公開するのが望ましいでしょう。

③ 制作に時間を要する
コンテンツマーケティングは工数が多いため、どうしても制作に時間と手間がかかります。企画、コンテンツのディレクション、ペルソナ設定、コンテンツ作成など、多くの工程があり、公開前のチェック(記事やメールであれば推敲、動画であれば問題なく再生できるかなど)も必要です。

コンテンツ作成の体制をしっかり整えることが望ましく、それができなければさらに時間がかかることになります。

5. コンテンツマーケティングの種類

コンテンツマーケティングには、オンラインからオフラインまでさまざまな種類があります。コンテンツマーケティングは、「企業ブログだけ」「セミナーだけ」といったように単独で行うよりも、顧客の購入プロセスに合わせ複数のコンテンツを組み合わせた方が最大の効果を生むことができます。

ただし、これからコンテンツマーケティングを始めようとする方は、複数のコンテンツを同時に始めるのは負担が大きすぎるため、最初は、始めやすく効果が得られやすいコンテンツから着手することをおすすめします。その後、さらに運用できそうであれば、次のコンテンツに着手し、段階的に複数のコンテンツを展開していく方が現実的です。

本項では、比較的着手しやすいコンテンツ順に紹介いたします。

ビジネスブログ(企業ブログ)

企業ブログはコンテンツマーケティングの主軸となり、どの企業にとっても不可欠なコンテンツと言っても過言ではありません。理由は、「顧客に見つけてもらえる仕組み」を構築でき、サイトへの集客を効果的に行うことができるからです。

また、ブログは「ストック型」のコンテンツで、コンテンツを蓄積すればするほど、検索エンジンからの評価も得られるというメリットもあります。比較的コストを抑えてスタートできるところもポイントです。

企業ブログの書き方については下記の記事が参考になります。

導入事例コンテンツ

導入事例コンテンツとは、顧客が自社のサービスや商品を導入した事例を、文章と写真、あるいは動画を用い、Webサイトで紹介するコンテンツです。Webサイトを訪問した見込み顧客の信頼感を獲得し、販売を促す効果があります。

実際のお客様(顧客)のリアルな声、感想というのは、非常に説得力があるものです。また、お客様の導入事例を見た見込み顧客は、商品やサービスを買ったらどうなるか?ということを想像しやすくなるため、購入を決める要素にもなります。

導入事例コンテンツは着手しやすく、効果が得られやすい手法なので、企業ブログになかなか着手できないという方は、こちらの導入事例コンテンツから始めるとよいでしょう。

eBook、ホワイトペーパー

eBook(イーブック)とホワイトペーパーは、Webサイトを訪れた見込み顧客の育成を促すもので、一般的にPDFファイルをダウンロードしてもらう形態のコンテンツです。見込み顧客に対し、自社の専門性をアピールしつつ信頼感の獲得を実現できます。

ホワイトペーパーは、直訳のとおり「白書」を指します。 白書というと、国や自治体から発行される信用できる背景をもつ資料という認識があると思います。 企業にとってもこれは同様で、多くの場合が小冊子くらいのボリュームになっており、売り込みとは関係ない客観的な統計データに基づいたコンテンツを指します。 そのため、見込み顧客にとって有意義なコンテンツを提供することができます。 

eBook(イーブック)は、写真やイラストを多く使用し、ホワイトペーパーと比較すると、より解りやすいテーマ、解説を重視したものです。eBookは、BtoC向けの高額な商材(たとえば、住宅販売、金融商品など)に使用されるケースもあります。

eBookとホワイトペーパーは、見込み顧客の検討段階(興味関心の有無)を把握することができるため、営業を効率的に行うことができるという大きなメリットがあります。制作には手間がかかりますが、1度制作すれば効果は長く持続しますので、できれば早期段階で着手したいコンテンツです。

また、eBookとホワイトペーパーは、ダウンロードという形式をとりますので、メールアドレスや氏名などの情報を得ることも可能で、その後、継続して見込み顧客と関係を築くこともできます。

eBookとホワイトペーパーを制作する時の、1番の注意点は「表紙のデザイン」です。Webサイト上で、eBookまたはホワイトペーパーの表紙を見た時に、ひと目で興味・関心をひき、「ダウンロードしたい!」と思わせる表紙作りが重要です。社内にデザイナーが在籍していなければ、プロのデザイナーに制作を依頼するのがよいでしょう。
また、表紙に掲載するタイトルの文言も、ダウンロードしてもらえるか否かの重要ポイントになります。

メールマガジン

メールマガジンの配信は、見込み顧客と継続的に接点を持ちつつ、情報を提供することで関係性を構築できるコンテンツです。

メールマガジンで配信する内容はさまざまですが、代表的なものとして、「プレスリリース情報」「eBook・ホワイトペーパーなどの資料ダウンロードの案内」「セミナー・イベント情報」「セール情報」などがあります。低コストで運用でき、多くの見込み顧客に確実にコンテンツを届けること(リーチ)ができますが、配信時にミスをしないように注意を払う必要があります。

メールマガジン配信は、ハウスリストを使用して一斉送信となりますが、このハウスリストの管理は非常に重要なので、前もってハウスリスト管理の担当者やルールをしっかりと決めておきましょう。
万が一、配信ミスによるトラブルが発生した場合には、どういった対処をすればよいか?といったルールも、前もって定めておくことが大事です。

上記のように、配信には注意をはらう必要があるコンテンツではありますが、メール開封率やクリック率、コンバージョン率などが計測でき、効果的にPDCAを回すことができるため、特にBtoBでは、今後ますます重要視されると言われているマーケティング手法であることも事実です。

「顧客育成」に欠かせないコンテンツでもあるので、企業ブログやホワイトペーパーが運用できたら、ぜひ着手されることをおすすめします。

動画

アメリカの調査では2015年の時点で、すでに、BtoB企業の76%、BtoC企業の74%が動画コンテンツを活用していることが明らかになっています。

アメリカで主流のマーケティング手法は、およそ3〜5年かけて日本で広く認知され主流になる傾向があるため、特にBtoB企業はぜひ始めていただきたいコンテンツです。動画は、難しいことをわかりやすく、かつ短時間で伝えることができるコンテンツで、BtoBには相性が良いコンテンツと言えます。

実際に着手する際には、まずは「製品説明」や「機能デモ」といった購入意欲が高いユーザーが見る動画から始めるのがよいでしょう。こういった購入意欲が高い顧客が見る動画は、売上に直結しやすいためです。

セミナー・イベント

セミナーやイベント、展示会といったリアルイベントもコンテンツマーケティングの一部です。(コロナの影響もあり、最近ではウェビナーが主流になってきています。)顧客と直接的にコミュニケーションをはかることができる、こういったリアルタイムイベントは、顧客ロイヤリティを向上させることができます。

また、高額な商品やサービスの販売に向いているマーケティング手法でもあります。ウェビナーでは、特定の地域だけでなく全国を方を対象にできるため、積極的に始める企業が増えています。

ここまで、6つのコンテンツマーケティングを解説してきましたが、これ以外にも、LP(ランディングページ)、インフォグラフィックス、著名人を起用したコンテンツ、プレスリリースなどがあります。

6. コンテンツマーケティングの実践方法

ここではコンテンツマーケティング実践の手順を解説していきます。
実際に、ブログ記事や動画といったコンテンツを制作する前に、「誰に」「何を」伝えるのか?を明確にすることが重要です。

ペルソナ

ペルソナとは、ユーザーのモデルとなるような具体的な人物のことです。 年齢や性別、趣味・嗜好、住居地、職業・役職など、その人の属性を具体的に掘り下げていきます。 コンテンツマーケティングの中身を検討する上で、ペルソナを作ることはより具体的な内容を生み出すことにつながります。

▲ペルソナの例

コミュニケーションにおいて、「誰に」伝えるか?ということは非常に重要です。よって、この最初の段階で「誰に」という点を明確に設定しておきましょう。

カスタマージャーニー

カスタマージャーニーを直訳すると、「顧客の旅」で、ペルソナの動きや思考を時系列で見える形にしたものを指します。 Webマーケティングに多く用いられる手法で、購入へのプロセスを検討する方法の一つです。 フレームワークを設定し、情報を収集してマッピングしていきます。 

代表的なフレームは横軸に認知、興味関心、比較検討、購入を置き、縦軸に行動、思考、感情、課題を設定するものです。 これらを行うことで、具体的な課題やニーズを得られることができ、それぞれの場面で分析することで提供するコンテンツが見えてきます。 

コンテンツマップ

コンテンツマップは、Webサイトの設計図のことで、わかりやすくWebサイトを可視化して表したものです。 コンテンツマップが必要な理由は以下のとおりです。 

・全体を見えることができ、コンテンツの過不足を検討することができる
・ゴールまでの導線設計を確認することができる
・チームで考えを共有できる

これまでに検討したコンテンツをマップに落とし込み、コンテンツマーケティングの根幹であるファンを作ることに向けて、Webサイト全体を見つめ直すことができます。 

メディアの選択

コンテンツにより効果的なメディアを選択する必要があります。メディアの種類については前項でくわしく解説していますが、代表的なメディアの例は以下のとおりです。 

・ブログ記事
・動画
・PDFで配布

動画は、実演販売などの実際の使用方法を伝えたり、採用コンテンツなど、文字だけでは伝わりにくい雰囲気を伝えたりなど、ビジュアルで伝えやすく幅広く有効です。 一方で、デメリットとしてはネット記事に比べてコストがかかってしまうことがあげられます。
PDFは、eBookやホワイトペーパー、導入事例コンテンツなどに利用されます。

実際にコンテンツを制作する際には、「共感」を意識することもポイントのひとつです。くわしくは下記の記事をご覧ください。

プロモーション活動

せっかく作成したコンテンツは多くの人に読んでもらわないと意味がないため、露出を増やしていく必要があります。

まず、企業ブログやプレスリリース、メルマガなどを使用し、すでに顧客となっている方へのプロモーションを行います。コンテンツマーケティグは継続的にファンになってもらうことが重要ですので、既存の顧客への関係構築も継続する必要があります。 また、既存の顧客が拡散をしてくれる、二次的な効果も見込むことができます。

次に、SNSの活用です。最近ではネット検索の他に、SNS上で検索をしてサービスや商品を知る機会が多くあります。 SNSを通じて、見込み客にアプローチをかけるのも1つの手段です。

最後に広告です。 広告は、1番端的にペルソナへ向けてタッチすることが可能です。 ただし、他の方法と比べて費用が発生するため、その他のプロモーション方法と合わせて効果的に活用することをおすすめします。

7. コンテンツマーケティングの効果測定、KGIとKPI設定の重要性

BtoBのコンテンツマーケティングの効果測定の主なポイントは

・顧客の検討段階に寄り添えているか
・継続的な接点を持てているか
・顧客が段階的に次のステージに進んでいるか

などが挙げられます。

BtoBの場合、顧客は長い時間をかけてサービスや商品の検証を行うため、コンテンツを活用して長く接点を持ち続けることが大切なのです。

対して、BtoCのコンテンツマーケティングの効果測定の主なポイントは

・競合他社比の検索結果
・検索エンジンでの表示順位

などが挙げられます。

BtoCの場合、最初のタッチポイント(広告やブログなど)から購入までの期間が、BtoBと比較するとかなり短いため、効果測定のポイントもBtoBよりは難しくありません。

コンテンツマーケティングを運用するにあたり、最も重要なのがKGI(重要目標達成指数)とKPI(重要業績評価指数)の設定です。

KGIはゴール、KPIはそのゴールに達するための正しい指標・道筋、という認識で覚えていただければ大丈夫です。KPI(指標)は、正しい方向に進んでいるかを確認する指標でもあります。正しい指標を目指して進むことで、最終的にKGI(ゴール)に達成するかたちとなります。
すべてのKPI(指標)は、KGI(ゴール)に基づくため、最初に明確なKGI設定をすることが重要です。

たとえば、「商談数を今より○%増やす」というのがKGI(ゴール)だとしたら、「お問い合わせを○%増やす」「資料請求を○%増やす」といったものがKPI(指標)になります。
また、「お問い合わせを○%増やす」というKPI(指標)を達成するには、どのコンテンツをどれくらい見てもらえるようにすれば良いか?という指標も出てきます。たとえば、「ブログを月○PVを目指す」といった指標です。

このように、最初に明確にKGI(ゴール)設定をし、そのゴールにたどり着くまでのKPI(指標)を設定していきます。

8. コンテンツマーケティングの事例

ここでは、BtoB企業・BtoC企業のコンテンツマーケティングの成功事例を紹介します。

◎BtoB企業
【株式会社セールスフォース・ドットコム】
Salesforceブログ
https://www.salesforce.com/jp/blog/home

セールスフォース・ドットコムは、顧客管理CRMプラットフォームなどの提供で世界シェアトップの企業です。
ビジネスに役立つコンテンツを発信するオウンドメディアを運営しています。各コンテンツの締めくくりでは、コンテンツのトピックにあったeBookやホワイトペーパーをダウンロードしてもらえる設計になっています。

たとえば、「ビジネスシーンでの人工知能の用途や基本情報を紹介」という記事の終盤では、人工知能を取り入れてみたいものの自社事業にどう応用すれば良いのかわからないという方に向けて、eBook「AI にできること はじめてのSalesforce Einstein」をダウンロードしてもらえる設計になっています。

ビジネスシーンでの人工知能の用途や基本情報を紹介
https://www.salesforce.com/jp/blog/2020/10/business-ai-usefulness-basic-information.html

一方、「営業マネジメントとは?重要な管理項目やポイントを紹介」という記事の終盤では、著名人を講師に迎えたウェブセミナー「再現性のある「勝ちパターン」を作る営業マネジメント」の参加申込みできる設計となっています。

営業マネジメントとは?重要な管理項目やポイントを紹介
https://www.salesforce.com/jp/blog/2020/10/sales-management.html

このように、コンテンツ設計を徹底して行い、eBookやホワイトペーパーといったコンテンツを幅広くストックし、ニーズにあわせて提供している点もポイントです。

◎BtoC企業
【オーマイグラス株式会社】
メガネスタイルマガジン
https://www.ohmyglasses.jp/blog/

オーマイグラス株式会社は、日本製の高品質なメガネ・サングラスを販売しており、国内最大級のメガネECオンラインストア『オーマイグラス オンラインストア』の運営をしているBtoC企業です。

加えて、オーマイグラス東京として全国8店舗での実店舗販売もしています。ECオンラインストアと一体型のオウンドメディアでは、職人が手がけた日本製の質の良いメガネ・サングラスとそれらに関わる良質な情報を発信しています。

メガネや視力に興味があるユーザーに役立つコンテンツを積極的に発信しているのが特長で、たとえば下記のような、直接的に自社の売上に直結しないコンテンツも多く発信しています。

【銀座・有楽町・東京】トムフォード(TOM FORD)メガネ・サングラスが買える眼鏡屋まとめ
https://www.ohmyglasses.jp/blog/ginza_tomford/

【メンズ】サングラス! 人気のおすすめブランド29選&お手本コーデ集
https://www.ohmyglasses.jp/blog/sunglass_for_men/

また、地方の中小企業の成功事例は下記の記事で紹介しています。中小企業の方はぜひ参考になさってください。

9. マーケティングオートメーションとコンテンツマーケティングの関係

マーケティングオートメーション(MA)とは、マーケティング業務を自動化し業務の効率化を図るシステム(ITソフト)のことです。主に、リード育成に適していますが、リード獲得にも利用されています。

マーケティングオートメーションでは、メールマガジン配信を通じてリード育成を行うことが可能です。顧客のセグメントごとに、適したメールを最適なタイミングで配信することで顧客との継続的なコミュニケーションを図ります。マーケティングオートメーションは、企業のデジタルシフトにおいて注目されているシステムです。

下記の記事ではマーケティングオートメーションを基礎知識から解説していますので、ご参考ください。

10. コンテンツマーケティングの注意点 

コンテンツマーケティングでは、「継続的にコンテンツを配信できるか?」が注意すべきポイントとなり、まずは、コンテンツを継続的に制作・配信できる体制を整える必要があります。
マーケティング部門が中心となり、四半期から半期単位でコンテンツマーケティングの企画立案を行い、編集方法を決めていきましょう。

企画立案は、本記事の「6.コンテンツマーケティングの実践方法」の手順に沿って進めていきます。コンテンツマップまで完成したら、大まかなスケジュールを策定し、計画的に執筆(あるいは作成)を行う体制を作ります。

コンテンツの執筆や、動画の企画・骨子といった実際のコンテンツの制作は、基本的に、商品やサービスの企画開発を行っているサービス部門、あるいはマーケティング部門が担当できるとよいでしょう。
SEOを意識しながら、信頼度と品質の高いコンテンツを継続的に(月4〜5本ペースで)作っていきます。専門知識を有する人材や、執筆できる人材がいない場合には、コンテンツ制作会社のような外部事業者と連携して進めていけるとベストです。

ただし、製造業をはじめとするBtoB企業のコンテンツは専門的な内容が必要とされるため、外部ライターによる調査・執筆が難しいケースもあります。そういった際には、製造業のテクニカルライティングにも対応できる制作会社に依頼するか、あるいは、社内インタビュー記事や業界の有識者よる寄稿などを行う体制にするのもよいでしょう。

【コンテンツを継続的に配信できる体制を作る】

社内

【マーケティング部門】
・全体の企画設計(四半期から半期単位で)
・編集方針の設定・運営
〈担当する主なコンテンツ〉
 メールマガジン、ブログ記事など

【企画開発部門】
・商品やサービスを開発する部門がコンテンツ執筆を行う
〈担当する主なコンテンツ〉
 ブログ記事など

【広報部門】
・対外的に発信する情報の広報チェック
〈担当する主なコンテンツ〉
 プレスリリース、ブログ記事の確認・修正、IR情報の配信など

社外

【外部事業者】
・コンテンツ執筆、LPページなどの制作を委託
〈担当する主なコンテンツ〉
ブログ記事、ホワイトペーパー、eBook、動画など

また、コンテンツの「内容精査」も注意すべきポイントです。
特にBtoBマーケティングにおいては、対外的に発信するコンテンツの内容精査は重要です。情報を発信し終えた後も、継続的に内容を観察し、読み直しなどをしていくことをおすすめします。

11. まとめ

最後に、本記事で紹介してきた内容についてまとめます。

【コンテンツマーケティングとは】
見込み客の疑問に対して適切な情報(コンテンツ)を共有することで関心を集め、見込み顧客のニーズを育成し、最終的にファンとして定着させることを目指すマーケティングの方法

【コンテンツマーケティングの目的】
価値ある情報の提供を通し、顧客のニーズを育てていくこと

【コンテンツマーケティングのメリット】
① 広告費を軽減できる
② 専門家として認識され信用される
③ 顧客のロイヤリティを高めることができる
④ 幅広い地域をターゲットにできる
⑤ 資産として蓄積できる

【コンテンツマーケティングのデメリット 】
① 効果を得られるまでに時間がかかる
② 定期的に一定量のコンテンツを作成する必要がある
③ 制作に時間を要する

【コンテンツマーケティングの種類 】
・ビジネスブログ(企業ブログ)
・導入事例コンテンツ
・eBook、ホワイト ペーパー
・メールマガジン
・動画
・セミナー
・イベント
・LP(ランディング ページ)
・インフォグラフィックス
・著名人を起用したコンテンツ
・プレス リリースなど

【コンテンツマーケティングの実践方法】
1. ペルソナの設定 ⇒ 2. カスタマージャーニー ⇒ 3. コンテンツマップ ⇒ 4. メディアの選択 ⇒ 5. プロモーション活動 

【KGIとKPI設定の重要性】
すべてのKPI(指標)は、KGI(ゴール)に基づくため、最初に明確なKGI設定をすることが重要

【マーケティングオートメーション(MA)との関係】
MAでは、メールマガジン配信を通じてリード育成を行うことが可能

【コンテンツマーケティングの注意点】
・コンテンツを継続的に制作・配信できる体制を整えることが重要
・対外的に発信するコンテンツの内容精査は欠かさない

コンテンツマーケティングの必要性は理解したものの、企業によっては具体的にどのように着手すべきかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。「コンテンツマーケティングで課題を解決したい」「コンテンツを運用したいが人材が足りない」といったお悩みを抱えている場合には、ぜひ弊社までご相談ください。

わたしたちサンロフトは中小企業のサイト制作を得意分野とするWeb制作会社です。豊富な実績と経験を活かし、中小企業のコンテンツマーケティング、デジタルマーケティング、サイト制作やコンサルティングなども行っていますので、ぜひご活用ください。

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